桜が舞っている中、私は胸を躍らせながら校門の前に立った。そして私は、校門に書いてある文字を、改めて確認した。【守子高等学校】これをみると、私は今日から高校生になるという、実感がわいた。「よっ!おはよう♪」ハイテンションに私に抱きついてきたのは、天野美香。中学校からの親友で、一緒にこの高校を選んだ。私は、斎藤杏奈。今までの成績は、まぁまぁかな。それにくらべて美香は、学校1の秀才なのだ!なぜ、私と同じ高校にしたかというと、私と美香が一緒に入れる高校だからなの。「おはよ、クラス一緒だといいね!」「うん、担任がイケメンだといいね!」はぁ、またこれかぁ・・・。美香は大のイケメン好きなのだ。それにくらべてわたしは男子に興味がないし。何回か告白はされてことはあるけど・・・。付き合いたい、と思える男子はいなかったので今まで全部フッテきた。どこかに、私が夢中になる男子、いないかなぁ。そんなことを考えているうちに、クラス分けの紙が見えてきた。「あっ、私は1年2組みたい!杏奈は?」「あたしは・・・、2組!一緒だね!」