「聞こえる?」


ドキドキドキドキ…


「早い…」


優真の心臓が、
すごい早いスピードで動いているのが聞こえた。


「お前……亜優と一緒にいると
らしくないくらい、心臓が早くなって……
ようは!緊張すんだょ…」


そう言った優真の顔が
耳まで真っ赤になってて…


あぁ、嘘じゃないんだ…。


って思わせてくれた。


こんな優真、見たことない。


「俺、女を本気で好きになったことなくて…
お前が初めてなんだよ。
こんなに好きになったのは…」


優真…


「だから、どうしたらいいのかわかんなくて…っ!!」


あたしは、そっと自分から唇を合わせた。


「もう、いいよ…優真の気持ち、わかったから」


あたしは、優真にニッコリ笑顔を向けた。