次の日一


2時間目が終わったあとの
休憩時間。


「はぁぁぁ~…」


「亜優…どうしたの?」


机にうなだれるあたしを心配してくれる
親友の賀来 世菜-ガライ セナ-


「どうしたも、こうしたもないんだよ~」


あたしは、半泣きになりながら
昨日あったことを話した。


「多田も、面白いこと考えたね~。あたしも見たい。
平野がヤキモチ妬くところ」


「もう~!2人とも他人事みたいに~!!」


「まあ、他人事だしね」


世菜は、たまにヒドイ。


「世菜は、年下の彼氏とどうなの?」


そんな世菜にも、年下の彼氏が最近できた。


「どうって、普通だよ。そんなことより、
多田~!!」


世菜は、大声で多田くんを呼んだ。