「退院…?」 退院… 退院したら、 美歩に… 会えないのか… 美歩の明るい笑顔… 小さな手…背中… 楽しそうな声… 鮮やかな折り鶴も全部… 「光だ…一筋だけの…」 生きていいんだ。俺。 大切な人が 俺にだっていていいんだ。 その人が 俺を大切でなくても、 大切にしていいんだ… 「美歩に…会いてぇ…」 でも、美歩の苦しそうな顔を思いだすと、会いに行けなかった。