シリウス


先生があとで、看護婦さんに怒られてるんじゃないかと思うと、

笑っちゃいけないと思いながらも、笑いがこみあげてくる。


世の中も変わらない、僕も変わらないと思っていたけど、それは違うみたいだ。


大学病院にいた頃、笑う事なんかなかった。

いつの間にか涙がつたう事はあった。


声も出さずに動きもしない僕は、さぞかし気味悪がられただろう。



そうか。そうなんだ。

先生のお陰だ。

その上、僕の目を治してくれるのも先生だ。

何も心配じゃない。

きっと先生は成功してくれる。


そうか、これが、「信頼」か…