シリウス


やっぱり普通に時が過ぎている。


どれくらい前だっただろう。

前に外に出たのは…


いくら僕が大変でも

世の中は普通に回る。

朝、みんな起きて動きはじめる。


友達と挨拶して
楽しげに話すだろう。


僕は白波病院でたった一人、ベットの中。


温かくなった昼。


みんなご飯を食べてる頃。


僕は、咽を通らない不味い昼食をとる。

一人で。

…ん?

何かが頭にひっかかる。

ああ、一人じゃないか。

先生が遊びにくる頃なんだ。

朝、回診を始めた先生が、僕の所に来るんだ。


先生が帰ったころ、看護婦さんが来て、また回診をする。


だから、朝の回診だって、本当の事か分からない。