豹蝶Ⅰ






「仲間なんていらないわ・・・」



「レイ!!」

秀が私を呼んでる。


きっと私の今の顔は死んだようなんだわ。



「仲間なんていらないから・・・








 ナオに・・・会いたい・・・・」





天井を見上げて言う。




“ドンッ”

“俺の分まで幸せになれ”




頭の中でそのナオが死ぬ瞬間がぐるぐるまわる。