豹蝶Ⅰ





「ありがと」



それにしてもパーカーがキモチ悪すぎる。



下にキャミ着てるから大丈夫よね。


そう思いパーカーをぬく。



レンがこっちを見る。



「な・・・お・・?」

「え?」


「そのタトゥー・・・」



ああ忘れていたわ。

急いで手で隠す。



レンはぼーっとしている。




「どしたの?」


「いや、何でもねぇ。

 ちょっと[豹蝶]思い出ちまって。

 気にすんな・・・・」




豹蝶?どうして?

知り合い?




豹蝶は・・・・・










私の通り名だったのよ?。