豹蝶Ⅰ





見ると舞龍の総長だった。




「どうやってここにきた?」


どうって・・・
鍵開けたなんて言ったら怪しまれるわね。




「私が来たときには開いてたわ」


「・・・・そうか」



目も覚めたし行くか。




「じゃ私はこれで」




立ち去ろうとしたとき、






「レイちゃん!」

「レイでいい」




「じゃあレイ!
 俺らのこと知ってる!?」



そんなこと知ってるに決まってるじゃない。

私の情報なめてるわね。




「さあ?」



ここは知らないふりをして

今日は帰ろう。




すばやく屋上を出た。