その言葉通り、雅也は本当に一切練習に参加しなくなった。
6時間目の授業は、毎日合唱練習の授業になってた。
だから一応、授業の扱いになっているにもかかわらず、雅也はそ知らぬ顔してカバンを持って出て行く。
追いかけては見るものの、呼んでも呼んでも、振り返ってすらくれない。
「先生、さすがにやばくね?雅也どうしたらいいんだろ?」
『ちょっと、先生も雅也くんと話してみようと思ってたの。だから、いろいろ聞いておくね。』
「お願いします」
さすがにあたし達は心配になって、先生に声をかけた。
その日、先生は雅也に電話で話しを聞いたらしい。

