ピンクの空



そのあと、さようならして、みんな帰りの支度を始めようとしていた。




けど、たくさんの女の子があたしのところに泣きながらきてくれた。




『夏美、ごめんね。あたし、なつみのために歌うから。』




『あたし、夏美のために頑張るよ!!』




みんながかけてくれる言葉が嬉しすぎて、更に涙が溢れていった。





みんな段々帰って、教室に残ってる人も少なくなってきた。




あたしは、マイペースに帰る支度をしながら、窓の外を見た。





もう暗くて、街の明かりがきれいだった。