先生はちょっと笑った。 「え?」 『そゆことです。そんじゃさよなら。』 意味、だいぶわかんない。 「てか、なんで大森来たの?」 あたしの学校は、帰れる道が2つあって、大森もあたしも、グラウンドを通らないところの道を使ってるから、普通に考えたら、大森はこっちに居るはずがない。 『カバン置いて帰る馬鹿いねーだろ。』 「あ。」 大森はあたしにカバンを差し出した。 「ありがと~」