ピンクの空



でもなんか今日は笑わない。




『なにごまかしてんの。笑えてないし、泣いてるし。』




「え!?」





頬に手を当てたら、指先に冷たい雫がついた。





あたしはその場に座って泣いた。





怖かった。




みんなばらばらになるのが。






この校舎からいなくなるのが。






1人ぼっちになっちゃいそうな気がしたから。