テストでそこが出ると、確実に点数が採れるようになったから、毎回テストに出ることを祈ってる。 あの時、楽しかったな。 なんでこんな風になっちゃったんだろう。 あたしが大森に恋してなかったら、毎日楽しかったのかな? 金曜日は、1人で帰ってきた。 色々考えたかったし、辛すぎて友達といるのもしんどかったから。 「ただいま~」 誰も居ない家に一応挨拶して、ケータイを開く。