「蘿南の家、久しぶりに来たな〜」

「愛生ちゃんはバレー部のキャプテンで忙し「やだ蘿南ったら(笑)」

地下へ行くと蘿南のお母さんが本を読んでいた。

「お母さん…先生とみんなが!って!きゃーきゃーきゃーきゃーきゃーきゃーきゃーきゃーきゃーお母さん!?なんでそんな本…」

蘿南のお母さんの手にある雑誌の表紙にはイケメン男性の裸。

いわゆるエロ本。

「え…!?」

蘿南のお母さんは蘿南に似てて真面目な人。

エロ本を読むような人じゃない。

「あはは。あはは。この人のお胸。とっても大きくて素敵。あはは。あはは。」

「ママまでおかしくなっちゃったね…」

「うん…」

蘿南はとても心が強いと思った。

私のお母さんがこんなのになったら私泣いて一生引きこもりに…あ。ちょっと待てよ?

町中の人がおかしくなったならもしかして私のお母さんも…!