先輩はこの中学校で1番カッコイイ。


勉強も天才的に出来るし、スポーツも万能だし♪


完璧な人で、私はそんな先輩に憧れていた。


だから、そんな憧れだった先輩と付き合えてとっても嬉しい!


『ほら、チャイム鳴るから行くよ?』


私の手元に向かって差し出された先輩の手。


『はい!』


私のより大きくて暖かい手。


この暖かさは先輩の愛情でしょうか?


先輩は私を教室まで送ってくれた。


『じゃあまた、帰り迎えに来るから。』


『有難う御座います!』


先輩は私の頬にキスをした。


『えっ?』


先輩はニコッと笑顔をつくり、自分の教室に入っていった。


「愛菜、良いなぁ!」


「ねぇ~先輩にチュウされるなんて(笑)」


やっぱり私、今キスされたんだ。


嬉しすぎて涙が出る。


『うぅぅ・・』


「あぁー愛菜が泣いてる!」


だって嬉しかったんだもん!


しょうがないじゃん♪


『えへへへ~♪』


「ちょっとー泣くか笑うかどっちかにして!」


「気持ち悪いよ~」