私は、半年前ずっと憧れた先輩に告白された。


まさか先輩が私のことを見てくれてたなんて!


『あぁ~毎日が夢みた~い♪』


『愛菜?誰と喋ってんの?』


『えっ?遥奈ちゃん、おはよ!』


『あぁ~おはよう。』


この子は私の幼なじみ。

谷地先輩と付き合えることになったことを1番最初に報告した。


『私の人生、昨日からバラ色♪』


『それは良かったね。ゲッ!』


『ん?』


遥奈ちゃんがいきなり足を止めた。


その先に居たのは先輩だった。


『先輩!!』


『おう。』


先輩は私に手を挙げてくれた。


『遥奈ちゃんも行こ?』


『いや、私は遠慮するわ~』


当たり前だよね。


遥奈ちゃん男嫌いだって言ってたし・・・


『分かった!じゃあ、また後でね♪♪』


私は遥奈ちゃんに手を振ってから、先輩の元へと走った。


『先輩、おはようございます!!』


『おはよう。元気だな(笑)』


先輩は私の頭をポンポン叩いた。


この時、私は知らなかった。


先輩と付き合うとどうなるかなんて・・・