あれから2週間はあっという間に過ぎた。

今日は、ドイツに出発する日。

ピンポ~ン

『は~い。』

こんな忙しい時に誰よ!

ガンッ

『えっ?』

『痛っ~勢い良く開けすぎなんだよ!』

『俊・・・?』

髪の毛の色が・・・

『俺以外に誰だって言うんだよ!』

ヤバイ、カッコイイ♪

茶髪似合う~♪♪

黒髪の時もカッコ良かったけど、今の方がもっともっとカッコイイ↑↑↑↑

『愛菜ってさぁ俺に見とれるの多くね?』

『だって、カッコイイんだもん!』

『えっ?』

俊の顔が少し赤くなった。

『俊だってすぐ照れちゃうじゃん(笑)』

『そ、そんなことねぇよ!!』

『ムキなるともっと怪しい、よ!?』

俊は私を軽々と抱き上げた。

『ちょ、ちょ何してんの!?』

『迎えの車来てんだよ。』

『えっ迎え?』

小さくため息をついた俊。

『今日はドイツに行く日だろ?』

『ソレは分かってるけど・・・』

『けど?』

まだ、荷物の整理終わってないとか言ったら怒られるよね。

でも正直に言うしか・・・

『荷物、まとめ終わってないんだよね。』

『はぁ!?』

『ゴメンナサイ!!!』

『俺が手伝うから急ぐぞ!』

俊、優しいね!

『コレどうすんの~?』

俊が手に持っていたのは、私の下着。

『イヤーやめてやめてーーー!!!!!!』

『うるせぇな!俺ら夫婦だろ?』

それ言われたら言い返せない。