布団暖かい。

どうしてだろ?

ん、何かある・・・

手探りで触っていると、

『擽ったいんだけど(笑)』

『えっ?えぇぇぇぇ!?』

俊は耳を塞いだ。

『朝から元気だねぇ~』

『な、なんで居るの!?』

『なんでってコレ♪』

コレって・・・

『婚姻届?』

『そう!』

しかも、俊の名前はもう書いてあるし。

あとは私が書くばっかりか(笑)

字綺麗だなぁ~

私より綺麗なんじゃない?

『どうかした?』

『いや、字綺麗だなぁって!』

『そうか?』

『うん!』

俊は時計に目をやった。

『さっさと着替えろ!』

『なんで?』

『一緒に出しに行くからだろ?』

いやいやいや~

普通に無理でしょ!?

ノーメイクだし、髪ボサボサだし・・・

『大丈夫か?』

『うん・・・』

俊は私の顔を覗きこんできた。

『1人で着替えらんないの?』

はっ?

『着替えさせてあげようか?』

誰もそんなこと頼んでないけど?

『仕方ねぇな~バンザーイ。』

『やめて/////』

超ー恥ずかしい///