やっぱり、少し怖かったけど俊が何度も優しくキスしてくれた。
それが私の心を温かくしてくれたんだよ?
『寝顔、可愛い。』
私は寝ている俊の髪に触れた。
すると、
『愛菜?』
俊が目を開けていた。
『俊!?起こしちゃった?』
『いや、なんか愛菜に呼ばれた気がしたから・・・』
私呼んだかなぁ?
『体、辛くない?』
『うん!俊が優しくしてくれたから大丈夫だよ♪』
俊はホッとしたようで、私の頭を撫でた。
『なぁ愛菜。』
『ん?』
『俺たち、結婚しないか?』
け、結婚!?
『いきなりどぉしたの!?』
『いきなりじゃねぇよ。ずっと考えてた・・・』
『で、でも・・・』
まだ私たち高2だよ?
結婚って。
そりゃー俊とずっと一緒に居たいけど・・・
『すぐにとは言わない・・・考えてみて。』
『うん・・・』
俊は着替えてから言った。
『送ってくから、着替えといて。』
バタンっ
『はぁ~』
どうしていきなり結婚なの?
まだまだ、私たちには時間があるのに・・・
俊のことが分からないよ。
ううん!
分かろうとしなきゃ駄目だ。
『俊に聞いてみよう♪』
コンコン
ドアをノックする音がした。
『は~い!』
『着替え終わった?』
『うん!今、行くね!!』

