そして、放課後。
ついにこの時がきてしまった・・・
『愛菜、頑張ってね!』
真海が私を応援してくれた。
とりあえず、真海には俊のことを話した。
そういえばぁ真海は経験あるのかな?
『うん!真海って、その、したことあるの?』
すると真海の顔が真っ赤に。
まさか・・・
『いや、愛菜には言わないとって思ってたんだけど。』
『あのさ、やっぱり痛いの?』
『初めはそうかも知れないけど、好きな人のためだから我慢出来るんじゃ無いかなぁ~』
そうだよね。
好きな人のためだったら・・・
『真海。』
『なぁに?』
『私、俊のことが好き!』
『うん♪』
『だから、少しくらい我慢する!!』
『だってよ~』
真海は私の後ろを覗くように言った。
振り向いた先に居たのは俊だった。
『俊!?いつからそこに・・・』
俊は頭をかきながら言った。
『愛菜さぁ我慢とか全然しなくて良いから。』
『えっ?』
『俺、愛菜に我慢させてまで愛菜を手に入れたい訳じゃないから・・・』
俊。
私は俊の手を握って言った。
『私は俊に私の全てをあげたいの!だから・・・』
俊は私を強く抱きしめた。
『ありがとう。』
私は俊を強く抱きしめ返した。
『ううん。私の全て、貰ってくれますか?』
『当たり前だ!』
そして教室のも関わらず、大胆なキスを。
見ていた生徒は顔を赤く染めたり、冷やかしたり色々だった。
でも、私たちはとっても幸せな時間でそんな冷やかしなどは全く耳に入らなかった。
『じゃあ、行くか!』
『うん!』
私たちは手を繋いで走った。
大勢人が集まっていたので掻き分けながら進んだ。
俊、大好きだよ♪

