一生僕のファンか・・・。






 幸せ者だな、僕は。






 「あ、黒宮さん!君、何の病気?」





 僕は、大胆発言をした。





 もちろん、小声だけど・・・。





 「ごめん、ちょっと席はずして」






 女の子にそういい、隣の席の黒宮さんに近づく。






 「私は、もう治る病気ですよ。もともと、肝臓が悪くて、入院してたんですが、移植できる肝臓が見つかったので、一週間後手術なんです」






 「それはよかったね!あ、今度僕の病室においでよ」






 「え、いいの・・・?」