星もいた。




 「・・・大樹・・・」




 蓮が遅れて到着。




 そんなのどうでもいい。




 目の前の大樹は、眠っているようにしか見えなくて。




 起きて『直ちゃん、おはよう』そう言ってくれる気がするんだ。




 でも・・・顔は青白く、手は冷たい。




 「大樹っ・・・大樹・・・」




 母さんも号泣。




 父さんも涙を静かに流している。





 「大樹・・・」





 足が震え、涙がこぼれる。