手には手錠、足には鎖。








 「質問に答えればいいの?」









 何も答えが返ってこない。









 「・・・僕は蓮が好きだ。でも、真綾は大切なファンだ。蓮が好きだから別れを告げた。決して、真綾のせいじゃない。真綾を恨むこともないし、蓮とより戻そうなんて思わない。だって、これは僕への罰。すべては、僕が悪いんだから」









 そういった途端、鎖や手錠は溶け、光が射した。