通り道

でも何故、嘘を付いたのか。

俺は考えたが、解らない。

とりあえず婆ちゃん家に帰ろうと、
乗って来た車に向かった。
車の近くに行くとパトカーが止まっていた。
俺が乗って来た車を調べてる。
俺は一旦、我が家に戻った。

今日は帰れそうもないな。

婆ちゃんに電話をした。
プルルルッ。

はい。

あっ!俺、俺。秀利。
あら。ひでちゃん、
今何処?
今、家。

えっ!?どーやって行ったの?

そんな事いいから!
俺今日こっちで寝る。
あんたは、そっちで寝たらダメよ。

もぅ大丈夫だよ。
それに一日だけだから。
わかったわ。でも何かあると電話しなさいね。
わかった。じゃ。

ガチャ。

電話を置き廻りを見渡した。

やっぱり少し気味が悪い。
でも一日ぐらい大丈夫だろうと思った。

俺は腹が減りテーブルの上にあった、
カップラーメンを食べた。
辺りが、段々暗くなり、より一層、無気味さが出てきた。

やはり一人で家に居るのは心細い。

暗いから怖いんだ。全部電気を付けよ。

家中の電気を付けた。
ちょっとはましになったな。

テレビの音を大きくして、あまり廻りを気にしない様にした。

ワハハッ!コイツ笑える!