「准弥にな、年明けたとき言われてん…伊織のことが…」その続きはなんとなくわかった。でも先輩の口には稲森先輩の手が当てられていた。
「それは俺が言うわ。伊織…俺な、」そう言いながら微笑む稲森先輩。
「俺…伊織のこと好きやで。伊織の明るいとことか…さりげなく部員を励ましたり、タオルかけてたり…そんな伊織見てたら段々好きになってた。でも、素直に話しかけたりそんなんができひんくて…ちょっかいかけたりしとった。」
すごく心が温かい。嫌とかそんなんじゃない…ただただ温かかった。
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