ヤンキー少女は恋をする!?①

「それはそうだけど、相手は神に等しい存在に近い妖孤だよ?
かなり修業をしてたあたしたちでも難しいと思うし・・・・・」


「それはあたしだってわかってる。でも、その相手の妖孤が
全世界を統べたらどうすんの?天孤になっちゃうじゃん」


それはわかってる。


でも、今は事件を考えないと。


でも、沙希と葵にも言ったほうがいいのか?


葵には言いたいけど、沙希が頼れるかどうか・・・・・


でも、小さいころから一緒にいたんだから。


2人にもあとで伝えておこう。


話を終わらせて電車に乗って愛知に帰る。


電車の中であたしが気になっていたことを夏帆に伝える。


「ねえ、さっきから気になってたんだけど、夏帆のお父さんってなんで、
愛知じゃなくて静岡にいるの?普通親と一緒に来るんじゃ・・・・・・」


「あー、それ友達にも聞かれたかなぁ・・・・・。おじいちゃんもひいおじいちゃんも
警視総監やってたから、お父さんも受け継いで警視総監やってるんだよね。
まぁ、なぜ静岡にいるって言ったら、元々静岡にいたからね」


「あれ?でも、夏帆もとから愛知にいたことない?」


「うん、あれおばあちゃんが愛知の総合病院に入院してたからさ。
それでしばらくは愛知にいたけど、お母さんと元々一緒に
愛知にいたからだったかなぁ?」


「そうなんだ」


へぇ・・・・・


夏帆おばあちゃんいたんだ・・・・・・


なんか、おばあちゃんって言うと懐かしい感じがするなぁ・・・・・


あたしにおばあちゃんなんかいたか?


別いたっていなくたってどうでもいいんだけど。


1時間かかって愛知に戻った。