ヤンキー少女は恋をする!?①






次の日・・・・・・


すずめの鳴き声で目が覚めた。


「もう・・・・・朝?」


ベッドから降りて、制服に着替える。


でも、なぜか手が止まる。


それで、ボォーッとしちゃう。


そして今気づいた。


昨日の記憶がない。


思い出そうとしても全く頭に浮かびあがってこない。


まさか・・・・・記憶喪失?


そんなわけないよね・・・・・・。


そんなことはほっといて家族が集まる一階に向かった。


そしてゆっくりリビングの扉をあける。


「あら、茹月。おはよう。今日は早いのね?朝練?」


「へっ?朝練とかじゃなくてたまたま目が覚めたから起きてきただけだよ?」


「なぁ~んだ。お母さんはてっきり朝練かと思ったわ」


リビングを見渡す。


なんかもの足りないような気がする。


1つだけ・・・・・足りないような気がする。


いつも隣にいたのに、今日はいない気配がする。


・・・・・・・・・そうか。


妹がいないのか。