「ユイは・・」 「いい。本当のことを言ってくれ。」 ヒサがあたしの目を見つめる。 その瞳はもう揺らいでなかった。 「シンと一緒に・・・薬を打ってた・・・・。」 言った瞬間、自分でもすごく悪いことをした気分になった。 一瞬、元気だったよって嘘を言いそうになった。 だけど、その目を見てたら言えなかった。