「あたしも・・・そう思う・・・。」



「なら話が早い。」



いまいちお兄ちゃんの考えてることがわかんない。



「黒兎総長ヒサに、お前が知ってる限りのZeusのことを話せ!!」



「えっ・・・!?」



お兄ちゃんの目は真剣そのものだった。



「な・・・んでっ・・・?」



「俺ではもうシンは止められない。だからっ!!」



そ、そういえばっ。



「もしかして、えっと・・・・狂獣連合のレディースにArtemisとDianaのメンバー入れたのも・・・・!?」



「・・・・。あぁ。シンだ。」



やっぱりっ・・・・!!



なんて、なんて恐ろしい人なのだろう・・・。



「でも、でもそしたらお兄ちゃんがっ!!」



「俺はっ!!・・・。俺はもうどうなってもいい・・・・・・。」



お兄ちゃんはまた切なそうな顔であたしを見た。



「レナ・・・・。俺を。シンを。・・・・天神連合を、潰してくれっ・・・!!」