あたしは・・・・。
「狂獣連合に・・・・帰ろうと思う・・・・。」
とうとう出てきた朝日があたしたちを眩しく照らす。
横目でお兄ちゃんを見たとき一瞬だけ・・・。
切なそうな顔をした“ヤミ”がいた。
「そっか。」
あれ・・・。
「とめ・・・ないの・・・?」
そう尋ねるとお兄ちゃんは少しびっくりした顔をしながら。
「やっと。居場所見つけられたんだろう?」
フッと笑った。
あたしは問いかけにコクリとうなずいた。
「なら止めない。やっとお前の望んでいることの手助けができるんだ。」
そう言ってまたふわりと笑う。
「なぁ、レナ・・・?」
「ん?」
「もし戻った時は、たぶん俺達と狂獣連合は戦うことになると思う。」