「ミズキっ!!!」



「わかってる!」



ヒサがとっさの判断でミズキに叫んだ。



ミズキは急いで自分のバイクに跨りヤミが消えて行った一本道へと走った。



ミズキは俺たちの中で唯一ヒサと肩を並べる走者だ。



俺達が追いかけに行くのより何倍も役に立つだろう。



「何しに来たんだろうな・・・・。」



「やっぱ、妹を俺たちに取られたくないからなんじゃねーの?」