「ヤミ。」



シュウが目を光らせながら周りを見渡す。



「!あそこだっ」



シュウが指さす方向を見ると。



いた。



一本道の道路のど真ん中に白線の上をまたぐようにして止まる一台の大型バイク。



―――――ブォォン―――――



もう一度マフラーを吹かせると向きを変えて走り出そうとする。