「まとまったぞヒサ。」 「あぁ。じゃあ、行くか。」 低い声の中には決意のようなものが込められていた。 ―――――ブォンブォンッッ――――― 勢いよく飛び出してきたのはいいが、南口は結構広い。 しらみつぶしに探すか・・・? いや、それだったら間に合わねぇ。 時間切れでPoseidonが走りだし、やりあうのだけは避けたかった。