「れ・・・な・・・・?」 『そうだよ。』 放心していた俺の肩に温かい手が置かれた。 ルイは俺に口パクで“居場所を聞き出せ”そう伝えた。 俺はすぐ理解することは出来なかったが、やがて理解すると首を縦に振った。 「居場所。知ってんのか・・・?」 『知らなきゃこんな事しねぇだろ普通。つーか、今の間は何だ?呆けてたのか?それとも・・・近くに黒兎のヒサがいるんじゃねぇだろうなぁ?』 「!?」