総長が求めた光 ~Ⅱ壊れた歯車~【完】


「え・・・。」


アサはあたしの頭の上にポンと手をのせた。


「レナの"ゴメン"はもう聞き飽きた。」


そう言いながら優しく頭をなでる。


「聞き飽きたって・・・。」


「今も言う気だったんだろう?ゴメンって。」


「う・・・・。」


「ほ~ら、図星じゃん?」


アサがチャラけた笑みを見せる。


「これからは、その口から"ありがとう"って言葉が聞きてーな。」


アサがあたしの唇にふにゅっと人差し指をくっつけながら言う。


よく見るとその手にだって、たくさん傷があった。