影。



俺にとっては“護りたいもの”だ。



そこを狙われたら、俺は終わりだ。



だから、俺はそのことを必死に隠してきた。



それをこいつは、見破ったってのか・・・・・?




「俺たちが力を貸してやる。それをものにできるかは、お前次第だ。」



「それは、入ってもいいってことなのか・・・・?」



流し目で俺を見た後、フッと笑ったヒサは



「護りたいもんは、最後まで護りぬけ。」