「力だ。この街を、俺の大切な人を護れるだけの力が欲しい。」 断言した。 本当の事だったし。 「なぁ、なんで獣は牙をむくと思う?」 はぁ? 急に訳の分からないことを言い出したヒサ。 「そんなん・・・・・粋がってるからじゃねぇの?それか、自分の自信を過信してるか」 「ちげぇよ。」 俺の言葉はヒサによって一刀両断された。