‐彪雅side‐


ズタズタズタ

階段を荒く降りてくる音がする。

夕斗さんだった。

周りはみんな夕斗さんの雰囲気に呑まれ、道を開けた。


俺は恐怖感もあったが、夕斗さんに近づいた。

殺気が出ている。


ヒュウガ「あの、夕斗さん。大丈夫ですか?」

案の定睨まれたが、ここで怖じけづいてはいけない。


ユウト「……。」


あまり聞いても無意味だと思い、下がった。



夕斗さんは黙ったまま倉庫を出た。








‐彪雅sideend‐