ノクターン 第20番 嬰ハ短調。
初めて霧野さんが弾いてくれた曲。
そして、シオンが初めて大橋ピアノで聴いた曲が、俺の弾いた、この曲だ。
俺たちが繋がった曲だ。
優しく、切なくて、それでいて暖かい、そんなシオンの演奏は、聴く者の心を癒してくれる。
音楽に愛された、この16歳の少年の抱く現実は、あまりにも辛いものだ。
なのに彼はこんなに素晴らしい旋律を奏でる。
願わずにはいられない。
彼からその美しい旋律を奪わないで欲しい。
もしあげられるのなら、俺の腕をあげても良い。
彼こそが真のピアノ弾きなのだから。
祈るような気持ちでいた。
彼の演奏は、どんどん観客を引き込み、会場は2曲目にして、夢の世界に変わってしまった。
初めて霧野さんが弾いてくれた曲。
そして、シオンが初めて大橋ピアノで聴いた曲が、俺の弾いた、この曲だ。
俺たちが繋がった曲だ。
優しく、切なくて、それでいて暖かい、そんなシオンの演奏は、聴く者の心を癒してくれる。
音楽に愛された、この16歳の少年の抱く現実は、あまりにも辛いものだ。
なのに彼はこんなに素晴らしい旋律を奏でる。
願わずにはいられない。
彼からその美しい旋律を奪わないで欲しい。
もしあげられるのなら、俺の腕をあげても良い。
彼こそが真のピアノ弾きなのだから。
祈るような気持ちでいた。
彼の演奏は、どんどん観客を引き込み、会場は2曲目にして、夢の世界に変わってしまった。
