その日の夜


突然、夜中の2時に
目が覚めてしまった

「うわっ…やな時間」


そんな事を呟くと


「この時間は我らの好きな時間だ。」

「へぇ。そうなんだあ
私は嫌い…って
えぇっ!!!誰っ!!!!」


ばっと振り向くと
そこには、美しい黒髪に
蒼と紅の色の目をもつ
整った顔の男が立っていた


「あ、あ、あ、あんた
だ、誰よ!!??
どうやって入った?!!」

驚いて、言葉が
噛み噛みになってしまった

「ふむ。相当鈍いと見える」

「なっ!!??」

少々むかっときて
反抗しようとおもったら
男にさえぎられた


「この服に見覚えはないか???」