「って…
とっさに家にいれちゃったけど、どーしよ。

とりあえず、汚れおとさなきゃだよね??」



だからお前は誰にきいてんだ

と、心の中で自分につっこんで、タオルで少年の顔の汚れを落とした



「てか、このこめっちゃキレイ!! 睫毛ながーい!! ほっぺぷにぷにー」


少年が寝てるのをいいことに、まじまじと鑑賞する。


「う…ん。 リリア…何故裏切っ…た」

少年はうなされながら
そんな言葉を言った


「リリア? 裏切った??」


謎の多い少年だ。



「あっ!!学校!!」

時計を見ると8:15
走れば間に合うっ!!!



私は、鍵を閉めて
ダッシュで学校に向かった