「悠君は・・・特別なの・・・。

悠君からメールとか電話が来たらすぐに分かるように・・・悠君専用の着信音があるの・・・。

それにね・・・悠君から来たメールは、全部保護してあるんだよ?

メールの内容が、どれだけ下らないことでも、小さな事でも、些細なことでも・・・

悠君からのメールは・・・宝物だもん。


それに・・・」


「黙って。これ以上言ったらキスするよ」


「っ!?」



悠君の声が私の声を遮る。


「あと、こっち見ないで」


「何で?」


「・・・言いたくない」


「・・・言ってくれなきゃ、もう『好き』って言わない」



「~・・・っ!」