―――。 出てきたプリクラを手に取る。 「・・・どうしたの?」 プリクラを見たまま、何も言わない私を不思議に思ったのか、悠君は尋ねた。 プリクラから目を離さずに、答えた。 「いや・・・、悠君、格好いいなぁ・・・って思って」 「・・・・・・」 何も言わない悠君のほうを見ると、悠君は顔を背けた。 「今、こっち見ないで」 「え?」 「いいから」