俺は
今日改めて
桃が好きなんだと思った。



君が愛しくて……
俺のモノにしたくて……





だから



……―――桃。



お前を俺が好きにさせる。
他の男になんか
負けねぇ。負けない。




――――…桃?

覚悟してろよ?




俺は
桃の後ろ姿を追うようにして

走り出した。