──その日
いつもより学校が早く終わった私は、今日もいつもの雑貨屋に行くため 雪をザクザクと踏みしめ歩いていた



はく息は白く、手袋をしていても 手はかじかむ


私はもう一度ハァと息をはきだしながら、通いなれた道を進んでいく



ザク ザク ザク


雪を踏みしめる音だけが 静かな世界に響き、何だか気分を明るくさせた