「こら、優月~!ちゃんとピーマン食べなさいよ!」

「やだぁ・・・」

「やだぁ・・・じゃない!!ちゃんと食べなさい」

「だって実月もピーマン食べられないんだよ?いいじゃん」

「みーちゃんと一緒にしないでくれるかな?」

「・・・・は?」

「優月が食べられなくて、みーちゃんが食べれると思う?」

「知らないけど」

「もう可愛くない娘!!もうさっさと学校行ってらっしゃい!」

妹が生まれてから、いっつもこうだよ。
妹には優しく、私には厳しくするのはいいけど、
可愛くない娘っていうのは酷いよ・・・・。

「もういいよ、お母さんなんか大嫌い!!」

そういって、私は外を飛び出た。