「あの・・・あたしが、隼人さんに助けてもらって・・・」 女嫌いだという、翔さんを刺激しないように、 おそるおそる、口を開き、言葉をつむぎだす。 「それで、熱がでていて、看病してもらって・・・えと、泊まらせていただいたんです。」 「あ、そうだ。春ちゃん、熱大丈夫だった?」 「うん。だいぶよくなった。ありがとう」 心配そうにあたしの顔を覗き込む充に、笑って答える。