抱き上げたまま美樹は桜にいくつか約束をさせた。 一つ目、メンバー主に幹部の言う事は絶対に聞く事。 二つ目、我儘を言わない事。 三つ目、メンバー以外の人間に関わらない事。 「解ったか?」 『あい』 「よし。真、後頼む」 『何処へ?』 桜を弘に渡し、美樹はバーを出て行こうとした。 「鬱憤晴らし」 「…了解です」 『いってらっしゃい!』