「どらごん」 暫らく進むと、裏道の途中に龍を象った看板のバーがあった。 手に持っている紙で確認し、目的地に着いた事を確かめる。 紙をリュックのポケットに入れて、桜にとって重いドアを押して開ける。 開けるとカランカランとドアに付いていた来客を告げる鐘が鳴った。 「「あぁ゛!?」」 「ふぇ…?」 「…ガキ?」 ドアを開けた瞬間、低い声と鋭い目に囲まれ桜は無意識に声が出た。 逆に桜を睨んだメンバーは来客が子供だと言う事に目を丸くする。